■□西洋近現代史研究会7月例会ワークショップのお知らせ□■
ドイツ近代のなかの越境する人びと、越境する権力――トランスナショナルな日常性とグローバル秩序の形成
日時:2015年7月25日(土)14:00~18:00
会場:専修大学神田校舎7号館(大学院棟)771教室
※会場情報の入った案内チラシはこちらよりダウンロードできます。
【第1報告】
不平等条約体制下の日本におけるドイツ人の管理問題――「内地旅行違反」をめぐる1870年代の日独間の論争を中心に(仮)
鈴木楠緒子氏(文部科学省・教科書調査官)
【第2報告】
東アジア帝国秩序における海軍の越境――ドイツ東アジア巡洋艦隊を事例として(仮)
大井知範氏(明治大学・兼)
【第3報告】
第一次大戦期、東部占領地域における「ドイツ系」移民のコントロール――輸送、食糧・衛生問題、噂(仮)
伊東直美氏(日本学術振興会特別研究員)
【コメント】日暮美奈子氏(専修大学)
【司会】小池求氏(流通経済大学)、中村綾乃氏(大阪大学)
■共催
ドイツ史トランスナショナル研究会
■趣旨
19世紀半ばから20世紀初頭にかけて加速した世界経済統合の過程は、人間の越境的行為によって促され、そしてまた、そのような越境的行為をさらに増大させた。この越境の営みは、まさに各地域社会における国民化、そして国民国家を単位とした国際体制の形成と並行して進んだものである。国民化は、国民意識の高まりと同時に、国民とそれとは異質な者を選別するための技術・管理体制を練り上げた。この世界経済統合と国民化の同時並行的な過程は、越境とそれを管理する権力が相互に影響を及ぼしながら互いに強まっていった。さらにいえば、国民国家に基づいた国際体制が形成するなかで、越境を管理する権力自体も越境性を内包していたのではないか。本ワークショップはこのような問題意識の下で、ドイツ近代史、とくに帝政期ドイツに焦点をあて、越境とそれを管理する権力のあり方を、3つの個別報告を基に議論する。関心のある方々の積極的な参加をお願いしたい。
■専修大学神田校舎までは
・JR水道橋駅西口より徒歩7分
・地下鉄東西線、都営新宿線、半蔵門線九段下駅 出口5より徒歩3分
・地下鉄都営三田線、都営新宿線、半蔵門線神保町駅 出口A2より徒歩3分
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■本会の例会は、会員以外の方でもご自由に参加いただけます。
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